配当日和

お金も私も働く、公務員の小さな自由計画

配当金で固定費を賄う——月1000円から始まった話

最初の配当金は年間1万円。月1000円で通信費が賄えた日から、年90万円で固定費の多くを賄えるまでの話を正直に書きます。小さく始めても、意味はあります。


— 月1000円から始まった、小さな安心の積み上げ —


① 最初の配当金は、年間1万円だった

高配当株投資を始めたとき、投資元本は30万円ほどでした。

利回り3〜4%で計算すると、年間の配当金は約1万円。月に直すと、約1000円です。

最初にその金額を目にしたとき、正直こう思いました。

「これで、何ができるんだろう」

喜びよりも、少し拍子抜けした感覚がありました。1000円。何か特別なことができる金額でもないし、生活が劇的に変わるわけでもない。

でも今振り返ると、その1万円が、その後の感覚を大きく変えた出発点だったと思っています。


② 最初に賄えた固定費:通信費

当時、私は格安SIMを使っていました。月の通信費は、ちょうど1000円前後。

配当金を受け取ったとき、ふとこう思いました。

「配当金で、通信費が賄えるようになった」

客観的に見れば、大した話ではありません。元本30万円で、通信費1000円が賄えた——それだけのことです。

でも、「配当金が生活費の一部を負担してくれた」という実感は、数字以上に大きかった。

お金が、静かに働いてくれている。そういう感覚が、初めて腑に落ちた瞬間でした。


③ 次に賄えた固定費:光熱費

少しずつ投資元本を積み上げていくと、年間の配当金も増えていきました。

やがて、年間10〜20万円かかる光熱費を配当金で賄えるようになってきました。

「エアコンをがんがん使っても、少し平気になった」という変化は、我ながら笑えるほど些細なことです。でも、それがリアルな変化でした。

夏の電気代が高くなっても、「配当金で賄えてるから大丈夫」と思えるようになった。

不安が一つ、静かに消えていきました。


④ 子どもの習い事

私が一番嬉しかったのは、子どもの習い事を配当金で賄えるようになったときです。

習い事の費用は、年間10〜15万円ほど。月に直すと、1〜1.5万円前後。

「子どもが続けたいと言う限り、お金の心配なく続けてあげられる」

この感覚は、通信費や光熱費とは少し違いました。自分の消費に使うのではなく、子どものために使えるお金が生まれたという実感です。

投資をしていて、一番「やってよかった」と思えた瞬間でした。


⑤ 自動車関係の固定費

自動車税や車検代は、不定期に来る大きな出費です。

毎年やってくるものとわかっていても、いざ来ると「今月は痛いな」と感じてしまう。そういう出費でした。

それが、配当金で賄えるようになったとき——**「あ、もう気にしなくていいんだ」**という感覚がありました。

来ても怖くない出費になった。それだけで、心のどこかが少し楽になりました。


⑥ 今:年間90万円

今は、年間の配当金が90万円ほどになっています。

固定費の多くを、配当金が賄えるようになりました。

正直に言うと、「使えるお金が増えた」という感覚よりも、「不安が減った」という感覚の方が大きいです。

生活費がなくなる心配が薄れた。子どもにお金をかけることへの罪悪感が減った。急な出費が来ても、焦らなくなった。

派手な変化ではありません。でも、毎日の生活の重さが、少しずつ軽くなっていった感じです。

賄えるようになった固定費年間コストの目安
通信費(格安SIM)約1.2万円
光熱費約10〜20万円
子どもの習い事約10〜15万円
自動車税・車検約5〜10万円

この変化は、最初の1万円から始まりました。


⑦ 読者へのメッセージ

もし今、「配当金が少なくて意味があるのかな」と感じているなら——

最初は月1000円でいい、と私は思っています。

大切なのは、「この1000円で、何かの固定費が賄える」という実感を一つ持つことです。

通信費でも、サブスクでも、なんでもいい。自分の生活費の中から、一つだけ「これは配当金で賄えた」と言える項目を作ること。

その感覚が、続けるエネルギーになります。

30万円の元本から始まった私の配当金が、今の90万円になったのは、「賄える固定費を一つずつ増やしていく」という積み上げの結果です。特別な才能も、大きな元本も、最初からは必要ありませんでした。

必要だったのは、小さな実感を手放さないことだけでした。


配当金は、突然大きくなるものではありません。でも、少しずつ確実に、生活の安心を塗り替えていきます。その変化を楽しめるようになったとき、投資が「義務」ではなく「楽しみ」になりました。

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