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相場が休みの間にやること——買い増し価格を事前に決めておく理由

相場が動かないGWは、じっくり考える絶好の機会。新規銘柄のスクリーニングと買い増し利回りの事前設定——準備した人だけがチャンスで迷わず動けます。


— 準備した人だけが、チャンスで迷わず動ける —


① 相場が休みの間は「考える時間」

普段の投資生活では、値動きの確認が中心になります。

Yahooファイナンスで毎日チェックしながら、相場全体の動きと自分のポートフォリオを比較する。何か飛び抜けた値動きがあれば、その理由を確認する——そういった日々です。

でも、それは「確認する時間」であって「考える時間」ではありません。

相場が休みの間は、値動きに気を取られることなく、じっくりと腰を据えて考えられます。この時間を上手に使うかどうかが、次の相場が動いたときの行動を左右すると感じています。

私がGWにやることは、大きく2つです。


② やること①:新規銘柄を探す

普段は時間的な余裕がなく、新規銘柄のスクリーニングに十分な時間を割けないことが多いです。GWは、腰を据えてじっくり候補を探せる数少ない機会です。

私がよく使うツールは以下のとおりです。

ツール主な用途
IRバンクEPS・配当・財務の長期推移を確認
Yahooファイナンス株価・配当履歴・基本情報
四季報オンライン業績・財務の総合確認
株探・みんかぶスクリーニング・銘柄比較
企業HP(IR資料)決算資料・事業内容の詳細確認

普段も軽く目を通しますが、時間があるときはこれらのツールをじっくり使って、1社1社を丁寧に確認します。

特に重視しているのはEPS(1株あたり利益)の長期推移です。利回りが高く見えても、EPSが右肩下がりの銘柄は長続きしない。逆にEPSが安定・成長していれば、今の利回りが少し低くても中長期で報われる可能性があります。

なお、この記事で紹介する銘柄や分析は私個人の考えに基づくものであり、投資助言ではありません。投資判断はご自身でお願いします。


③ やること②:買い増し利回りを事前に決める

保有銘柄は、購入後に価格が動いています。

優良だと判断した銘柄は、多くの人が買うため価格が上昇し、利回りが下がっていることがあります。一方で、増配によって利回りが購入時より上がっている銘柄もあります。

GWは、保有銘柄の現状利回りをじっくり確認しながら、「この利回りになったら買い増す」という水準をあらかじめ決めておく絶好の機会です。

たとえば、ある銘柄を利回り4%で購入したとします。その後株価が上昇して現在の利回りが3.2%になっている場合、「4%に戻ったら買い増す」と決めておく。それだけで、次の相場急落時に迷わず動けます。


④ なぜ事前に決めるのか

相場は、突然動きます。

下落が始まったとき、「もっと下がるかもしれない」「今買って大丈夫か」という感情が必ず湧き上がります。その場で判断しようとすると、どうしても感情に引っ張られてしまう。

事前に利回りの基準を決めておくことで、感情ではなく「基準」で動けるようになります。

私が参考にしているのは、過去に自分が実際に買ったときの利回りです。

その銘柄を買った当時の利回りより現在の利回りが上がっているなら、「割安に戻っている」と解釈できます。それが買い増しのひとつの根拠になります。

もちろん、利回りだけで判断するわけではありません。あくまで「事前に考えた基準に近づいたときのサイン」として使っています。


⑤ ただし、株価下落には必ず理由がある

買い増し利回りに達したからといって、無条件に買っていいわけではありません。

株価が下落するときには、必ず何らかの理由があります。

  • 業績の悪化
  • 業界全体の逆風
  • 金利環境の変化
  • 一時的な市場全体の調整

このうち「一時的な市場全体の調整」であれば、買い増しのチャンスかもしれません。でも「業績の構造的な悪化」であれば、買ってはいけない場合もあります。

だからこそ、事前に財務と業績を確認しておくことが大切です。

「この会社の業績と財務は把握している。この水準まで下がれば買い増す」——そう言える状態にしておくことが、GWにやるべき準備の本質だと思っています。


⑥ まとめ

相場が休みの間は、じっくり考えて準備する絶好の機会です。

やること内容
新規銘柄を探すEPS・配当・財務をツールでじっくり確認
買い増し利回りを決める「この利回りになったら買う」を事前に設定
業績・財務を確認する下落時に迷わないための下準備

準備した人だけが、相場が急変したときに迷わず動けます。

値動きが止まっているこの時間を、来る相場のための準備に使う。それが、長期投資を続けるうえで積み重なる差になっていくと感じています。


相場が動いているときは感情が揺れやすい。だからこそ、相場が止まっているときに考える。それが私のやり方です。

銘柄選定の基本的な考え方はこちら → 高配当株の銘柄選定——愛せる企業に出会うために

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ポートフォリオ全体の設計についてはこちら → 100銘柄以上持つ理由——分散投資の本質